男が泣く時は女にふられた時と財布を落とした時だ。
こう教えてくれたのは父でした。
昨日ランニング中、人通りの少ない公園で財布を拾いました。
わりとずっしりした財布で、中には千円札1枚とレシートやカードがもっさり。
学生証が入ってたので携帯ですぐ連絡しました。
数分後、持ち主とおぼしき青年が取りにきたのですが
その後ランニングを続けるうち2つの考えが交錯し始めたのです。
一つは、数年前、自分の財布を落としたとき(父の教え通り泣いた)
近所の現場のおじさんが警察に届けてくれた。
その経験あってか、とてもナチュラルに持ち主に電話できた。
やっぱり人に良い行いをしてもらうと自分も人にしてあげたくなる。
善意の因果応報とでもいいましょうか。
もう一つは中身が千円だったからナチュラルに持ち主に届ける事ができたのかしら?
もし、中身が100万だったら、、、?いや、それは逆に無いな。
リアルに1万7千円くらいだったら、、、。いや、いや、いや。
まずいでしょ、38歳にもなって、1万7千円にドギマギしてちゃ。
いや、どんな状況にあっても人の道をそれるようなことだけは、
しちゃいかん。と、心に固く誓ううちに夜道の住宅街で迷子になってしまった山本なのでした。
通りすがりの人にセブンイレブンどっちですかって聞いてようやく帰れた。