時代とお金と心のあり方。

こんにちは山本です。

 

最近、大学生のお客さんとお話してて思うのは、車はおろか運転免許も持っていない子の多さに

正直驚きます。

特に必要としていない、という感想が圧倒的に多いのですが、デートの時などは主に電車が移動手段だそう。

20年前の自分は高校を出た次の日から車校に通ったし、自動車も母親の車を乗り回していました。

友人の中には新車を買ってもらったり、今では信じられないくらい社会全体が消費国家でありました。

 

さて、20年の月日が経ち若者の話を聞きながら、あの頃と今、若い世代のどちらが幸せなのか

などど年寄りじみた事をふと考えてしまう今日この頃。

経済においては世の中が消費者に消費を促し、すべての人々がより良い生活を得るためにとお金を

使い、回してゆく方が絶対的に良いのはわかります。

しかし、今の大学生のように身の丈の生活を旨とし、電車でデートにゆきレストランではなく

手作りのお弁当をほおばる方が、当時の自分たちより幸せ度数は高いのではないかと思ってしまうのは僕だけ

かしら。

 

80年代経験者に草食系と、なんとなく卑下した呼ばれ方をされる現代の若者は、

バブル時代の若者のように虚構にむかって偽りの幸せ感を世の中から押し付けられてた生き方より

よっぽど地に足がついている。

お金をかけずしても楽しみ方を知っているんだと思うのです。

 

大学生の髪を切っていて、そんな質素ではあるが堅実な若者のヘアスタイルが

少しでも長持ちして手間がかからないようにと、ちょっとだけ気を配ってみたりもしている

プチーチカの日々でありました。