夢にまでみた姿の良さと美形の、、、。

こんばんは山本です。

ゴールデンウイークも残すところ、あと1日となりました。

世の中のお父さんお母さんおつかれさまでした。

そしてこれから出先から帰ってこられる皆さんは運転くれぐれも気をつけてくださいね。

プチーチカは本日は定休日だったのですが、なにぶんどこへ行っても混雑が予想されるため

僕は朝からひきこもり。

読みかけの小説を一気に読み切りました。

百田尚樹著 「モンスター」

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久しぶりにラストまでずこーーーん!ともってかれました。

内容は、とある町に住む一人の女性が主人公。

彼女は幼い頃から容姿の醜さのために周囲から迫害を受け、

心が歪みながらも大人になります。

そこで美容整形と出会い、とてつもなく美人へと変貌を遂げるのですが

それは過去の自分への復習の始まりであったのです。

その数奇な運命に翻弄されてゆく物語を目の当たりにしながら

あまりの描写のリアルさに正直へこむシーンもたくさん描かれている作品です。

女性にとって美しさとは何か?

やや男性目線ではあるのですが、とてもテンポの良いそして

へんに回りくどくなくストレートに楽しめる作品だと感じました。

女性にとっての美しさとは、、、、。

 

世の中で一番美しい物は?と問われれば

それは人の心ですと答えたい。

理由はないのですが、本当はそうであってほしい。

しかしもう一方で、中身はひとまず置いといて

とにかく女性を美しくしたい!

という仕事に従事する自分。

お客様にヘアスタイルを鏡で見せた時、パァ〜〜〜っとお顔まわりに花が咲いたみたいに

なる瞬間にこれぞ俺のすべて!!と感じてしまうあたり

これこそなんたる矛盾!!

 

人間大切なのは中身だ!なんて言葉もよく耳にしますが

そんな事言う人に限って、、、、なんて事もよくある話。

自分自身、毎日お客様を美しくする仕事に従事しながら

女性にとって美しくある事の重要性を理解していなければ

とうに美容師なんて辞めています。

やはりなんと言われようと女性は美しくあるべきでありますし、

そのために日々努力を重ねるべきだと思います。

もちろん年齢や生活スタイルによっての美しさのイメージソースは

個々バラバラであるのは当たり前の事でありますが。

 

美容師である以上いままでも、そしてこれからも

僕は形ある物を信じ続けていくのだろうな〜。

 

今回出会った「モンスター」は非常に悲劇でかつ喜劇です。

残酷でこっけいなこの物語は美容師の僕にとっては

人間の「容姿の美しさ」に対しての浅はかなれど奥の深い

ちょっとズキンと心に鈍い痛みを残した作品となりました。

みなさんも機会があったら読んでみてね。

PS、「永遠の0」には面白さとしては勝てなかったかなぁ〜〜。

次はとうとう「海賊と呼ばれた男」に挑戦です。