感動を乗り越えるすべなし。

こんにちは山本です。

今日は映画のお話をします。

今から26年前に観た映画「ニュー・シネマ・パラダイス」

不覚にも当時、これを観て過呼吸になるほど泣いてしまった。

イタリアのジュゼッペ・トルナトーレ監督による名作。

映画好きの少年トトと映写技師のアルフレードとの友情をノスタルジックに描いたこの作品。

当時の僕は20歳。

アルフレードの優しさやトトに伝えたかった人を愛する事の大切さ。

すごくたくさんのことをこの映画から学んだような気がした。

もちろん自分の家の本棚にはいつでも鑑賞できるようにDVDが用意してある。

しかし、、、、

あれから26年の月日が経っているにもかかわらず

わたくし、どーーーしてももう一度この映画を見直す事ができないのだ。

映画に限らず本や音楽、時間を経て改めて体感するとまた違った感動に出会えるもの。

年齢によって感じ方が変わってくるからね。

しかし「ニュー・シネマ・パラダイス」だけは再び観ることが出来ない。

なぜか?答えは解っている。

この映画のあらすじで、やがて大人になり社会的にも成功したトトが古郷を訪ね

昔に抱いていたが忘れてしまった映画への愛情や恋人への思い。

大人になったからこそ感じる郷愁がとても丁寧に描かれている。

これはたぶん今観るとしばらく感動で立ち直れないヤツだとわかっているため

結局あれから1度も見直していないのです。

こう書くとただの弱虫なんですが、それぐらい当時衝撃が刺さりすぎた。

もうそれは余韻や思い出や記憶ではなく心の古傷。

情けない話それほどなんです。

 

「セブン」や「ユージュアルサスペクツ」「天空の城ラピュタ」はもうかれこれ

10回以上は観ただろう。

ただこの先もう2度と観る事がないかもしれない僕にとってのパンドラの箱。

「ニュー・シネマ・パラダイス」

それでも今まで観た映画で1番好きな作品は?と問われれば

僕はやっぱりこの作品をあげてしまう。

サントラまでも秀逸!誰もが1度は聴いた事のあるフレーズ。