ちゃんと知る事の大切さ

こんにちは山本です。

僕が小学4年生の頃の担任が鈴木先生という若い女性の先生でした。

先生は歴史(特に戦後の日本史)に詳しくて

よく授業の合間合間にいろんな話をしてくれました。

今でも鮮烈に記憶に残っているのが夏休みに先生と観に行った

広島の原爆の記録映画です。

当時の僕にとってはあまりにも刺激が強く、夏休みだというのに

かなりの間ブルーに過ごしていた記憶があります。

そう、あの夏は映画のせいでちっとも楽しくなかったです(笑)

さて今年で原爆が広島長崎に投下されて69年目の夏を迎えます。

当時、戦後の日本は連合国の占領下にあり7年ほど報道に規制がかかり

被爆の事実を世に知らしめる機会がなかったそうです。

戦後の動乱もあり、その中で日本が被爆した事実が闇に消えてゆきそうな時

1954年、ビキニ諸島沖で第五福竜丸が水爆実験の被害に遭い被爆しました。

その後、反原水爆の世論にのりアメリカからの占領下から離れた日本は

原爆による悲惨な現実を国民が知る事になったそうです。

時代が流れ、やがて戦争の歴史も風化してゆく時代がやってこようと

しています。30年前、小学4年生の僕にものすごい現実をあえて知る機会を

与えてくれた鈴木先生に今更ながらに感謝です。

オブラートに包んでいては、いつまでも伝えきれない事実がそこに

あるような気がします。